夫と死別して5年の歳月・
2010年 04月 30日
夫と死別したのは五年前の春、急性心筋梗塞でした。
他人から突然死の話を聞いた事があり、命の儚さも知りましたが
でも、その現実を私が見る事など思いもよらなかった。
夫は、まだ働いていたのですが、ある日曜日の夜、何時もと全く変わらず
リビングで笑いながら話をしていたのですが、夫がテレビを見始めたので 通勤場所が
変わった夫の為に時刻表を印刷してあげると云って自分の部屋に行きました。
その間3,40分位の出来事です。
夫は普段から椅子に座ってテレビを見ながら寝てしまうので、その都度「風邪をひくから
起きて」と声を掛けると「鶴の一声」ではないですが一度で起きます。
私が部屋から出ると後ろ姿で又、寝ていると分かったので声を掛けながら夫の元へ
行ったのですが、何時もなら一度で起きるのに、何度云っても起きないし手をゆすっても
起きないので、おかしいと思い口元に手を当てたら息をしていなかった。
顔色も変わらず寝ている姿勢も普段と全く変わっていない。
直ぐに救急車を呼んだのですが救急隊の方が来た時は、もう心肺停止でした。
病院に着くまで又病院でも心臓マッサージと手を尽くしてくれたけれど
戻る事はなかった。
突然の出来事に頭の中が真っ白になりこの現実を受け止められなかった。
あの時の私は愕然、呆然、恐怖、どんな言葉で表わしたらよいのか分からない。
でも命の儚さを思い知らされました。
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by torai219f | 2010-04-30 19:40