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この世への執着心が断ち切れないのかな・   

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 日は、いよいよ決断の日と、すべての治療を放棄する覚悟で家を出ました。

 今日は娘も仕事が休みなので本来なら病院に付いて来てくれるのに

 私がラジオ波を拒否した事で娘から「お母さんが断るなら私が言っても意味ないから

 行かない」と見放されたような寂しい感じを抱きながらタクシーを呼び

 ひとりで行きました。

 何時も娘が一緒に行くので、今日は、ひとりだったので

 先生から「今日は、ひとり?」と言われたので思わず言ってしまった。

 「娘に見放されました」と

 先生にはラジオ波は、止めますと言いました。 


 そして今は癌より足の浮腫みや後頭部の痛みの方が心配なのですと

 言いましたら浮腫みも一時的なものだと思うけれど

 薬を出しますから飲んで見て下さいと言われました。


 そして癌の方は、このままと言う分けには行かないので

 「以前の抗癌剤は使えないので他の抗癌剤治療はどうですか?」と

 言われたので、やりたくない事も言いましたが

 先生は二週間後に、もう一度、私の気持ちを聞き

 その時に、どうしても、止めると言うのなら、〇〇さんの人生だからと

 言われ帰り際に先生が「娘さんによろしくね」と

 そして「娘さんと喧嘩をしないでね」とも言われてしまった。

 私が先生の性格を見抜いたように先生も私達の事を

 見抜いて,いたのかも知れない。

 きっと私が喧嘩しそうに見えたのかも知れないね。

 でも私は喧嘩はしたくない

 喧嘩の後に残るものは後味の悪さだけだと思うから。

 夜に成って娘に電話をして先生との会話を全部話しました。

 すると娘から「私の思っていた事はラジオ波を受ける受けないでなく

 東京の病院へ行き話を聞き、それから、決断しても良いと思っていた」と

 言われたのです。

 確かに娘の言う通りだとも思うし、それに診断の結果

 治療が出来ない事も有ると言われても、いたのですが、何しろ局所麻酔だそうで

 治療中に痛みを感じると言う事が何よりも恐い。

 僅かとは言え、お腹を切って肝臓まで針を刺し焼灼するのだから

 かなりの痛みを伴うと思うし、当然、鎮痛剤投与も有ると思うけれど

 想像しただけで恐くて、たまらない心境です。

 たとへ数か月でも元気で楽しく過ごせたら、それでいいと

 覚悟を決めていたのに、今の私は心が揺らぐと言った感じにもなってしまった。

 本当は、まだまだ、この世での執着心を断ち切れないで

 いるのかも知れません。




 近所の公園のバラが咲いていたので撮って来ました。

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by torai219f | 2014-05-02 23:35

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